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流々(るる)という名前のこの少女から「マグちゃん」と呼ばれることになる破壊神。不思議な外見をしていて、ちょっと気持ち悪いのだが、見ているうちにだんだんかわいく思えてくる。一応「神」なので、とても偉そうなんだけど、納豆好きだったり、熱心に本を読んで知識を吸収したり(『寄生獣』という漫画にもこういう場面があったっけ)、流々ちゃんからもらったプロフィール帳(私が子供の頃は「サイン帳」と呼んでいたような記憶がある)を『破滅使徒血盟の書』と名付けたり、言動がほほえましくてでかわいいのだ。
流々ちゃんも無邪気でいながらしっかりしていて、とてもかわいい。
そして、最近の漫画なのにどこか懐かしさを感じる。私がこの漫画を読みながら思い出したのは『オバケのQ太郎』『ドラえもん』『寄生獣』、鬼太郎のお父さん。漫画や本をたくさん読んでいる人だったら、もっといろいろ連想するのかも? 子供の頃、うちにQちゃんが来ないかなあ、ドラえもんが来たらいいなあ(時折机の引き出しを開けて、ドラえもんが来ていないかどうか確認したものだ)と夢見たものだが、今は「うちにマグちゃんが来ないかなあ」と思っている。
さて、流々ちゃんのことを「ニンゲン」と呼ぶので、「名前くらい覚えてよ」と言われたマグちゃんは、こんなことを言う。
貴様は
虫ケラに敬意を
表するか?
我にとって
下等生物共(ニンゲンドモ)など
それと同じ事
(中略)
下等生物共(ニンゲンドモ)は
幾度もくだらぬ
同族争いを
繰り返すばかり
古来より
何も進歩せぬ
哀れな
下等生物よ
本当にね。おっしゃるとおりです。
ただし私は、虫に敬意を表すとまではいかないかもしれないけど、大事な存在だと思っています。子供の頃は、蠅たたきで蠅をたたきつぶし、てのひらで蚊をたたきつぶし、そういうことが平気でできていたけど、年をとったらできなくなった。

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