2023年11月17日

裁判とか弁護士とか

一年半以上、Facebookを見ていなかった。故人の顔写真を見るのがつらいし、かつてどこかで知り合った、今後二度と会うことのない、そして私のことなど記憶にないであろう人たちの近況を見るのもなんだか虚しくて。誰かからメッセージが来たら、その時見にいけばいいかな……と。

結果として、Facebookからのメールはなかった。

おととい珍しく、「○○さんからメッセージが届いています」のメールが来たので、本当に久しぶりにFacebookを見にいった。

そしたら、既に何人かからメッセージが来ていた。半年前とか、一年前とか。それらについてはメールが来ていなかったのだけど、どうして? きっと失礼な人だと思われた。はずかしい。あわてて返事を書いた。

かつて自分が誰かにあてて書いたメッセージを見ていたら、「裁判」とか「弁護士」とかの言葉があった。

十年前……。私は裁判を起こそうとしていたのだった。医療ミスについて……。今から思うと、どこにそのような気力があったのかと不思議で仕方ない。無料の弁護士相談会に行ったりした。でも被害者本人や周りの人々にその気がなかったので、裁判を起こすのはあきらめたのだった。

保険会社に提出するための診断書をもらおうとしたら、「裁判用ですか?」と医者にきかれた、ということも私のメッセージには書かれていた。そんなこともあったのか……。裁判を起こされても仕方ないようなことをしたという自覚が、あれにはあったわけだ。

それだけのことをしておいて、障害者手帳のことなど何も教えてくれなかった。学生時代の先輩が障害者手帳を持っていたことを、あの時私が思い出さなかったら、周りの誰も障害者手帳のことなど思いつかなかったのかもしれない。身体障害者手帳には期限がないので、あの時交付してもらっておいて本当によかったと思う。

十年前の私は絶望していたけれど、それでも、いずれはすべてがよくなるのだろうと思っていた。でもそうはならなかったし、私にはもう夢も希望もない。

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ラベル:怒り
posted by ごー at 05:11| Comment(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月09日

画家、鴨居玲

昨日なぜか、画家の鴨居玲のことを思い出した。今生きていたら何歳くらいなのかな、と。70代半ばくらいだろうか、もしかして80歳過ぎているだろうか。

調べてみたら1928年生まれで、今生きていたら95歳なのだった。

不思議に思った。

鴨居玲の絵も本人の外見も、そしてその名前も時空を超えている。百年前のもののようにも思えるし、今現在のもののようにも思える。

日本のもののようにも思えるし、外国のもののようにも思える。

何年か前に、茨城県にある笠間日動美術館に行き、そこで私は初めて鴨居玲の絵を見た。一枚一枚、じっと見た。

本を読むことは、過去の人と対話すること、というようなことを吉田兼好やデカルトが書いているが、絵画についても同じことが言える。描いた人の心をすっかり理解できるわけではないけれど、私はそこで確かに何かを受け取る。

本や絵だけでなく、あらゆるもの、たとえば今着ている服も机の上の照明も、食べ物もそれから建物も、誰かが作ったもの。山や川、これらは人間ではないけれどもある力が作用してできたもの。するといたるところで誰か(人間とは限らない)と対話できるのだということがわかり、何ひとつ無駄なものはないのだと感じられる。廃棄、破壊の前に、対話を、会話を。

そうはいっても、「自分」のことは無駄に思えてしまうのよね……。なぜだ!?

考えがまとまらなくなってきました……。

Rei Kamoi: A collection of 21 works (HD)



No.21 「鴨居玲展 人間とは何か?」(第1回配信)



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ラベル:懐古
posted by ごー at 08:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年11月07日

ガザ地区はどんなところか? YouTubeの動画を見る

私はパレスチナについてうすぼんやりと知っているような気がしていましたが、実は何もしらないのでした。ガザ地区とヨルダン川西岸地区の二カ所に分かれているということも、私にはよくわかっていませんでした。

数年前のガザ地区を紹介する動画を見てみましたが、正直言って、私が想像していたのとは違っていました。ニュース動画で見るガザ地区は、いつも壊れた建物ばかりだったから……。

5 places to visit in Gaza



ビルが立ち並んでいて、きれいな浜辺でくつろぐ人たちがいて、大学で学ぶ学生たちがいて。

The Best Ramadan Food in Gaza



私にとっては、初めて見るような食べ物がたくさん。

Street football in Gaza



子供たちがサッカーをしているのは、ハーンユーニス難民キャンプと呼ばれるところ。



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posted by ごー at 02:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする