どういうわけかバンドに入れてもらうことになりました。五人組で、ギター、ベース、ドラムス、キーボード、そしてなぜだか私がボーカルということになりました。
私は自分が音痴であるという自覚があるので、「無理、絶対無理！」と言ったのですが、みんなから「大丈夫だから」と説得され、とりあえず挑戦してみることにしました。
曲目は「カルピスの歌」「悪女」「Maybe Blue」その他、となっています。
一ヶ月かけて練習しましたが、どうやっても歌詞が覚えられません。
会場の正面の壁に、歌詞を書いた紙を貼ってもらえることになりましたが、遠過ぎてよく見えません。
当日。
ライブハウスの会場は午後8時半、開演は午後9時。
8時半過ぎてもライブハウスの中には従業員の人しかいなかったので、きっとお客さんは来ないのだ、と私は安心しました。
ところが9時近くになったら、お客さんが続々と入ってきました。私の顔からは血の気がひき、両手は冷たいのにじっとりと汗をかき、のどはしめつけられているようです。
目が覚めてから思ったこと
今になって、他の人たちと一緒にできるような趣味を持っておけばよかったなと思います。私は自分のことを、いてもいなくてもいい、むしろいない方がよい存在だと思っていますので、他の人と一緒に何かをするというのが苦手です。迷惑をかけてしまいそうですし。
小学校や中学校の合唱や合奏のことを振り返ると、みんなの音がうまく揃った時の響きが素晴らしかったなあと思い出されます。人生やり直せるなら、学校の合唱や合奏にもっと真面目に取り組みたいです。
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ラベル：夢日記
