私は電車に乗って出かけます。入線してきた電車はいわゆる湘南色。古い型の電車です。
車内も昔の感じで、窓が開くしあちこちが角張っています。
すいていたので、どこでもすわれます。窓側の席にすわることにしました。ふと見ると、足元にベージュの四角いクッションが落ちています。
「すみません」と他の四人掛けの席にいる人から言われました。その人は足を乗せるためにクッションを持ってきたのだそうです。
窓際の席に落ち着いた私は、かばんの中から飴を取り出して口に入れました。
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それからお茶を飲もうと水筒を取り出したのですが、妙に軽い。今日はお茶を入れてくるのを忘れたのでした。
どうしよう。目的地まで飲み物なしで大丈夫だろうか。途中下車して飲み物を買った方がいいだろうか。
私がこう考えているあいだにも、電車はどんどん先へ走っていきます。
目が覚めてから思ったこと
私はある時から、飲み物、ちょっとした食べ物(飴、チョコレート、ビスケットなど)を持たずに家から出ることができなくなりました。
昔は、財布とハンカチ、ティッシュペーパーくらいの持ち物で出かけられたのですけど。
最近の小学生はランドセルの他に、私が使っているのよりずっと大きな水筒を持ち運んでいるので、大変そうだなあと思います。私が子供の頃は、水筒を持っていくのは遠足の時だけでした。
気候も習慣もだいぶ変わってきたようです。私がぼんやりしているあいだに、周りはどんどん変化していきます。

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