仲よしとけんかの話
昭和44年1月10日 発行
昭和51年2月10日 24版
定価850円 89ページ
国際情報社
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収録されているのは
「おおきな かぶら」(ドイツ民話)
「じごくの けんか」(中国民話)
「かりた おかね」(エチオピア民話)
「うみひこ やまひこ」(日本神話)
「はくちょうの おうじたち」(ドイツ民話)
以上、5つのお話です。
「おおきな かぶら」は、ロシア民話の、みんなで大きなかぶをひっぱる話ではなく、金持ちの兄と貧乏な弟のうち、貧乏な弟がかぶの種を撒くと大きく育ち、そのかぶを王様に献上したらごほうびをもらえたという話。それでいろいろあって金持ちの兄は没落するのですが、弟が助けに行ってめでたしめでたし。いい話だなあ。兄弟なかよく……。
「かりた おかね」は、友達からお金を借りた人物が、「このまま外国へ逃げてしまえば、借りたお金を返さなくてすむ」と考えていたところ、借りたお金をなくしてしまうというお話。そして、また同じ人からお金を借りて、また「外国に逃げれば……」と考え、また借りたお金をなくします。三度目にお金を借りた時には改心して、借りたお金で商売をがんばって、今までに借りたお金を全額返すことができました。めでたしめでたし。しかし、「外国に逃げれば返済しなくていい」という発想がすごいなあ。子供向けの本で子供にこんな知恵をつけてしまっていいのでしょうか。
「はくちょうの おうじたち」は、魔法で白鳥にされた王子たちを妹が助ける話なんですが、昔読んだのとちょっと違う。兄たちにかけられた魔法をとくために、六年間話さず笑わず、ひなぎくのチョッキを作ることにした妹。ある国の王様に気に入られて、その妹は結婚することになるのですが、話さないし笑わないのに、子供を三人産んだという。話さないし笑わないのに、そういうことはできるんだ、させるんだと思うと、気持ち悪くなってしまったのはおそらく私だけでしょう。
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