わずか1小節のラララ
1980年5月30日 第1刷発行
1981年1月30日 第8刷発行
著者 くらもちふさこ
編集 白泉社
発行人 堀内末男
発行所 株式会社 集英社
179ページ 定価360円
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いろんな漫画が好きですが、何か一冊だけ手元に置いてもいいということになったら、これを選ぶかな? 漫画だから音はないのに、音が聞こえてくるような気がします。それは同じ作者の『いつもポケットにショパン』にも言えることなのですが。
『いつもポケットにショパン』に出てくる曲はクラシックなので、自分の頭の中でその曲を演奏させることができますが、『わずか1小節のラララ』で流れる曲は、どんなものなのかはわからない。それでも音が聞こえてきそうな気がするのは不思議です。
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高校生の三輪倫子は、学校で「ミスでくのぼう」と呼ばれています。
無口で 陰気で 魅力ゼロ
なにを やっても でくのぼう
しかたないわ それがわたしの 性格なのだもの
あー、これ私のことではないか、と思う。しかし、倫子にはピアノ演奏という特技があり、校内の人気バンド蘭丸団のギタリスト佐藤ちゃん(女子に大人気)に似ているというのだから、容姿もいいのでした。
それでいろいろあって、倫子は佐藤ちゃんに演奏をほめられ、蘭丸団に加わることになるのでした。
昭和50年代の漫画だけど、登場人物たちのスタイルがよく、服はおしゃれで、倫子も含めてみな大人っぽく、こういう高校生は実在するのだろうか、実在したのだろうかと疑問に思いますが、漫画なので……。
そして佐藤ちゃんがかっこいい。とにかく音楽が大好きで、人には優しい佐藤ちゃん。私も佐藤ちゃんのような人に出会いたかった。
2016年発行のデジタル版には、紙版にはない「わずか45回転のイブ」が収録されています。これは紙の本では「ハリウッド・ゲーム」の第2巻に掲載されていたものです。
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