昭和51年6月15日 第4刷発行
春陽堂 春陽文庫 245ページ 280円
十年くらい前の12月、初めてストリップ劇場に行ったのです。サンタクロースの衣装で踊った人がいて、その人からクリスマスプレゼントとしてもらったのがこの本なのでした。
春陽文庫って聞いたことがなく(←ものを知らない人)、何かあやしい本なのだと思い込んで、本棚に入れたまま十年。ようやく読んでみる気になって、読んでみたら推理小説でした。
↓電子版があります。
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舞台は栃木県の山奥。弁護士である南郷次郎のところに、大学時代の友人那須正彦から手紙が来ます。財産相続について相談にのってほしいと。それに続いて、正彦が死んだとの電報が、彼の妻から届きます。南郷は那須の暮らしていた、栃木県にある平家の村に向かいます。
南郷は学生時代に、那須と二人でこの村を訪れたことがあったのでしたが、現地へ向かうロマンスカーの中で、那須の妻である濯子の妹、浪子と行き合います。
南郷が現地に到着したあとも、一人、また一人と他殺体が発見されます。殺人者は誰なのか、その動機は?というお話。よくある財産分配にまつわる揉め事なのでしょうか……。何も人殺しまでしなくても……?
ウィキペディアによると、この小説の初出は1957年、雑誌『宝石』。私の知らない言葉が時々あって、辞書を引きながら読みました。たとえば、「シネラマ」「アプレ」「もも立ち」「薪ざっぽう」など。
「ロマンスカー」って小田急電鉄の列車の名前なのだと思っていましたが、浅草発鬼怒川温泉行きの、東武鉄道のロマンスカーもあったのですね。ロマンスカーというのは二人掛けの「ロマンスシート」を備えた車両の愛称で、いくつかの鉄道会社が「ロマンスカー」と称される車両を持っていたそうです。
↓ここが小説の舞台のモデルだと思われます。
平家の里
http://www.heikenosato.com/
どんなところなのか、行ってみたいなあ。小説を読んで旅行に行きたくなったのは久しぶりです。
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